差し歯から入れ歯へ〜受け口の方の入れ歯治療〜(40代女性)

ご相談内容
患者さまは40代女性、見た目やかみ合わせが悪い事に悩み、差し歯がいつも外れてしまうのが不安でお友達と食事に行くのもできないとのことでした。
また、受け口を治すためには大掛かりな手術も必要であると言われ、怖くなってしまったというご相談でした。
治療前の情報
口の中には、沢山の差し歯が入っており、神経も全てない状態で、その場しのぎの虫歯治療によってかみ合わせが崩壊してしまいました。
下あごが前に出てしまい、口元は潰れたような表情になり、何よりも、かみ合わせが本来の位置より低くなってしまい、受け口になってしまいました。
口角が下がり、ほうれい線も目立ち、唇の形も薄くなってしまっています。
口を閉じると、上の歯が見えず、下の歯が目立ってしまっています。
診療計画のない虫歯治療を繰り返しているうちに、本来のかみ合わせから大きくずれてしまいました。
改善するための治療方法
咬合再構成(かみ合わせを全て変える方法)具体的には、低いかみ合わせを数ミリ上げて、ドイツ式入れ歯、レジリエンツテレスコープにて上の歯が下の歯を覆う正常なかみ合わせに治させていただくことになりました。

仮歯の状態について
上下共に、保存できない歯を抜歯させていただき、抜歯と同時に仮の入れ歯を入れさせていただきました。(即時義歯)

仮の入れ歯は、受け口ではなく、正常なかみ合わせ(上の歯が下の歯を覆う形)に戻し、患者さまが最終義歯に向けて、慣れていただけるようにさせていただきました。
完成

上下共にドイツ式入れ歯、レジリエンツテレスコープ の完成です。
仮の入れ歯に慣れていただいていたため、装着はスムーズでした。

かみ合わせの高さを数ミリ上げた事で、ほうれい線やシワが目立たなくなりました。

顎のラインもシャープになり、反対咬合(受け口)も改善されました。
唇の形もふっくらしたと感じます。
最後に
歯並びを治すことにより口元に自信が持てるようになり、奥歯があるから食事も美味しく召し上がれるとのこと。
差し歯から入れ歯にする事の不安や心境の変化について、YouTubeチャンネルにて患者さまからお話をいただきました。
同じように悩んでいらっしゃる方の参考になれば幸いです。
治療内容
上あご、下あごドイツ式入れ歯レジリエンツテレスコープ
(残っている歯が少ない場合に適応される治療方法です。)
抜歯、即時義歯など含む
治療期間・回数
1年半・15回
費用
上あご、下あごレジリエンツテレスコープ ¥4,000,000(税別)
(自由診療)
リスク・副作用
清掃を怠ると歯周病が起こることがあります。
年月の経過により骨が吸収する場合もあります。
YouTubeチャンネルでもお話をさせていただき、患者さまにも来院するまでのお気持ち、治療の過程、現在のお気持ちなど、お話をいただきました。
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流れ・ご案内
実際に先生と会って話を聞きたい。
自分にはどのような方法が合っているのか、治療方法や 期間、費用について具体的なお話を聞きたいという方には、入れ歯カウンセリングをお勧めしております。
入れ歯のお悩みを動画で解決
YouTubeチャンネル「入れ歯のお悩み解決!稲葉歯科医院」では、実際に入れ歯を使っていただいている患者さまの感想や、入れ歯の構造や仕組みについてもわかりやすく動画で解説しております。
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