上顎奥歯がほとんどない方へ
〜インプラント以外の治療法!〜
上あご奥歯のインプラントが難しい理由
上あごの奥歯を抜いてしまうと、歯を支えていた歯槽骨(しそうこつ)が薄くなり、 その近辺にある上顎洞(じょうがくどう)という空洞との厚みが極端に減ってしまうため、 インプラントを行うのが難しい場合があります。

こちらは、奥歯がない方のCT画像ですが、奥歯の部分の骨が非常に薄いことが確認できると思います。
サイナスリフト(上顎洞底挙上術)と呼ばれる、骨の量を増やす手術もありますが、時間が長くかかるのと、一旦増えた骨も、インプラント周囲炎やかみ合わせの圧力により、また骨が薄くなることもあります。
保険治療のクラスプ義歯
また、保険治療で適応されるクラスプ義歯は金具が見えてしまい、見かけが悪い。

見かけは良いが、金具が見えないシリコン義歯は、噛むことが難しい。

ということで、何か良い解決策を探されている方は多くいらっしゃると思います。
ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープのご紹介
インプラントができないと言われた方、インプラントが怖いと思われている方へ、 ドイツで開発された部分入れ歯、リーゲルテレスコープをご紹介させていただきたいと思います。
リーゲル(Riegel)とはドイツ語でかんぬきのこと。 リーゲルテレスコープとは維持装置にかんぬき(鍵)を使った部分入れ歯です。

奥歯がほとんどない場合、全体をつなげることで、土台を強化します。
こちらは、歯に直接被せる内冠となります。

その上から入れ歯部分の外冠を被せます。
入れ歯の中に小さな鍵がかかるようになっていて、この鍵をひらくと(手で簡単にあけることができます)、入れ歯を取り外すことができます。

上あごの部分にシュパルテと呼ばれる金属床をつけることにより、残っている歯だけではなく、粘膜でも負担させることができる方法です。
治療内容について
治療内容
上あごリーゲルテレスコープ
※治療費用、仮歯製作など含む
治療期間・回数
1年・12回
費用
上あごリーゲルテレスコープ ¥3,000,000(税別)
(自由診療)
リスク・副作用
年月の経過により骨が吸収する場合もあります。
YouTubeチャンネルでもご紹介させていただいております。
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入れ歯カウンセリングの
流れ・ご案内
実際に先生と会って話を聞きたい。
自分にはどのような方法が合っているのか、治療方法や 期間、費用について具体的なお話を聞きたいという方には、入れ歯カウンセリングをお勧めしております。
入れ歯のお悩みを動画で解決
YouTubeチャンネル「入れ歯のお悩み解決!稲葉歯科医院」では、実際に入れ歯を使っていただいている患者さまの感想や、入れ歯の構造や仕組みについてもわかりやすく動画で解説しております。
こちらのページで動画をカテゴリ別に掲載しておりますので、お探しの内容をぜひご覧ください。