A入れ歯を新しく作ると、最初どなたでも違和感を感じます。しかし、ご自身の歯にピッタリと合った入れ歯であれば、期間の差はあれど、徐々に慣れてくださいます。

ピッタリと合った入れ歯とは、口の中で動かず、密着していて空気や水などで動かないことです。

入れ歯が外れる原因は、総入れ歯の場合、上あごの一番奥から空気が入る事、入れ歯が小さすぎるため口の中で動いてしまう事によります。

部分入れ歯の場合は、入れ歯を支えているクラスプというバネが支点となり噛む度に、入れ歯を揺らしてしまうため密着感を得る事ができません。

このような、口の中で動いてしまう入れ歯は、常に舌で押さえるため滑舌が悪くなります。

残念ながら慣れるのも難しいでしょう。

当院ではドイツで開発されたテレスコープ義歯を取り入れていますが、出来る限り歯を揺らさないように様々な工夫を用いてます。歯を揺らさないということは、入れ歯が密着しているということなので、外れたり、動いたりしないため、舌の動きもスムーズになり発音も問題なくできるようになります。

総入れ歯の場合であっても、入れ歯の中に空気が入らないように、やはりドイツで開発されたシュトラックデンチャーという方法で対応しています。

また、当院では、発音チェックをさせていただき、発音がしにくい言葉を見つけて調整をさせていただいております。

入れ歯の口蓋（上あご）にワセリンを塗り、粉をふりかけ、実際に患者様に発音をしていただき、調べます。
患者様が発音しずらい言葉を聞いて、その部位を薄く削ってあげる、または、足してあげるなどをして調整します。

ブログでも、はじめて入れ歯を入れる時、慣れていただく目安などを掲載しておりますので合わせてご覧いただければと思います。