テレスコープではなくて、残存歯をできるだけ保護する方法はありますでしょうか?

上下入れ歯の相談をさせていただいたのですが、費用の面で上顎リーゲルテレスコープだけ先にお願いをして、のちに下顎もリーゲルテレスコープにしたいと思っています。

保険の入れ歯は支えの歯がダメになると言われていたので、ベストの入れ歯が上顎同様に高額な場合、すぐに自費入れ歯へと移行できないかもしれないので、5年かもう少し残存歯を守る事ができる治療法があれば教えて頂きたいと思います。

A 可能であれば、上下一緒に治療をされることをおすすめしますが、費用の面で別々のタイミングで治療をされる方もいらっしゃいます。
保険のクラスプだと、おっしゃる通り歯の喪失を加速させてしまいます。
だいたい、3年ぐらい使うと残念ながら、歯を失ってしまい作り直しになるケースが多いように感じます。
テレスコープ治療は高額ですが、その間5年ぐらい使用し、歯をなるべく失わない方法として、キャストパーシャルがあります。

クラスプではなく、アイバーパーシャルという方法があります。
歯は横揺れに弱いのですが、アイバーは歯の軸方向に力を分散させる事ができ、クラスプが横に揺すってしまうのに対して、ある程度歯を守る事ができます。

そして、保険の部分入れ歯の既成のバーは、右側で噛んだ時の沈み込みを左側に直接伝えてしまいますが、キャストパーシャルでは出来る限り、沈み込みを伝えずに吸収するように設計することも可能です。

ただし、テレスコープ治療同様、保険が効かないため自費診療となります。

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YouTubeチャンネル「入れ歯のお悩み解決!稲葉歯科医院」では、実際に入れ歯を使っていただいている患者さまの感想や、入れ歯の構造や仕組みについてもわかりやすく動画で解説しております。

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筆者プロフィール

稲葉歯科医院 院長 稲葉由里子
稲葉歯科医院 院長
稲葉由里子
所属・資格
  • 医療法人社団秀峰会 理事長
  • IPSG包括歯科医療研究会 総務理事
  • Weber dental labor 代表
  • EPA ヨーロッパ補綴歯科学会 会員
  • ISOI国際インプラント学会 会員
  • 日本顎咬合学会 認定医
  • IPSG包括歯科医療研究会、テレスコープ義歯を含む全コース修了
患者さまへのメッセージ

入れ歯専門、女性歯科医師として沢山の方々の入れ歯治療に携わってまいりました。
これまでの経験を生かして、患者さまからいただいたご質問やお悩みにブログを通してお伝えしていきたいと思います。

口元は、人格やパーソナリティーまで変えてしまうほど大切な要素です。
笑顔は、あなただけではなく周りの方も幸せにする大きな力があります。

お一人で悩まず、まずはご提案をさせていただくことができればと思います。

さまざまなご質問にもお答えしておりますので、どうぞ遠慮なくご連絡いただきたいと思います。

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稲葉 由里子 先生

入れ歯でお悩みの方、またインプラントと迷っている方、
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患者様の状態に合わせてご相談をさせていただきます。

当院では、ドイツで開発されたテレスコープ義歯を専門としており、若い方を中心に幅広く治療をさせていただいております。
歯の悩みが消え、笑顔で過ごすことができれば、人生の楽しみが何倍も増え、人とのコミュニケーションもスムーズになるでしょう。

メール、LINEでの入れ歯無料相談も承っておりますので、
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