口元をつい隠してしまい、笑うことができない・・・というお悩みをお持ちの方へ
お子様が小さく、保育園に預けてお仕事をされていらっしゃる。
子育てにも仕事にも全力で頑張っているお母様、私も2児の母として仕事をして参りましたので、その状況は手に取るようにわかります。
なかなかご自分の為に時間をかけることができない。というのが本音ではないでしょうか?
しかし、これからお子様が大きくなるに連れて、様々なイベントが開催されます。
大好きなお母さんには、マスクではなく笑顔を見せて欲しいはずです!
今回の患者様は30代女性。
やはり、子育てとお仕事を両立されている方でした。
とても美しいお顔立ちに似合う口元、上顎レジリエンツテレスコープ、下顎コーヌスクローネというドイツで開発されたテレスコープ義歯で治療をさせていただくことを提案させていただきました。
技工を担当させていただいたのは、Weber dental labor 小泉詩織さん。
彼女の美的センスは抜群なので、多くの悩める患者様の口元を美しく蘇らせました。
約半年間かけて、彼女と二人三脚で診療と技工を進めて参りました。
患者様のお悩みの一つは、笑えない事。
普段はマスクをつけているか、笑うときはつい口元を手で隠してしまうとのことでしたので、一番最初にこの点を解決させていただきました。
初めて来院されて、まず仮の入れ歯を作り、治療中の不安な気持ちを取り除きました。
いつの間にかマスクをすることもなくなり、笑顔を沢山見せてくれるようになりました。
あとは、じっくりと製作に取り組みます。
稲葉歯科医院では、すべてのステップに歯科技工士が立ち会いする、パートナー制度を設けています。
そのため、患者様の治療に集中することができました。
完成したコーヌスクローネ。
完成したコーヌスクローネ。
コーヌスクローネとは、ドイツ語で円錐形という意味で、歯に被せる内冠と、入れ歯の本体の外冠を二重に被せる事で構成されています。取り外しができるブリッジのような感覚であり、一旦お口の中に入れると、金属が見えることはありません。
歯科技工士により、一つ一つすべて手作業で製作され、立ち会い技工をさせていただくことにより、より一層クオリティーの高い入れ歯を完成させることができます。
内冠と外冠をフィットさせる方法は、ドイツで開発された様々な機械により行われます。
その中でも、こちらの機械は、当院顧問の稲葉繁先生が開発したもので、ドイツKaVo社から、世界中に販売され、多くの歯科技工所で使われるようになりました。
上顎のレジリエンツテレスコープは、残っている歯が少ないまたは、弱い歯に対して、歯に負担をかけずに利用する事ができる方法です。
インプラントにできなくて、入れ歯にできる方法は沢山あります。
それは、口元を自由に作る事ができる事だと思います。
患者様にとって一番美しく見える位置に歯を並べる事ができ、口元の内側からボリュームをだすことは、インプラントでは難しいと感じます。
ピンク色の樹脂は、透明感がありながらしっかりと強度も保つことができる、IVOCUP systemという方法で製作しました。
手間暇のかかる方法ですが、現段階でこの技術より優れたものはありません。
実際に患者様にセットさせていただくと、見えるのは白い歯だけ・・・金属が見えることはありません。
歯の喪失により、骨が薄くなってしまった部位に対しても内側からボリュームをだすことができるため、豊かな口元となります。
患者様は、もともととてもよく笑う方で、歯が見える方でした。
セット後、沢山の笑顔を見せていただき、しっかりと噛める喜びを伝えてくださいました。
患者様の中には、誰にも相談できず、歯科医院へ行くのも恥ずかしいという方が沢山いらっしゃいます。
当院にいらっしゃる方のほとんどはそのようなお悩みをお持ちの方なので、安心してご相談にいらしてください。
今回の治療方法、レジリエンツテレスコープ、コーヌスクローネ義歯について詳しくはこちらのページをご覧ください。
その他、入れ歯の治療例についてはこちらのページをご覧ください。
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