前歯のブリッジが取れそう〜3つの治療方法〜
前歯のブリッジが取れてしまう原因4つ
今まで何ともなかったブリッジが急に揺れ始めたり、取れたりするとビックリしてしまいますよね。
再度つけることができれば良いのですが、支えている歯の状態によっては難しい場合もあります。
前歯のブリッジが取れてしまう主な原因4つ
⭕️支えているブリッジの適合が緩く、重力に負けて取れてしまう。
⭕️ブリッジを支えている歯が虫歯になり、取れてしまう
⭕️失った歯の本数が多い、いわゆるロングスパンのブリッジにより、歯に負担がかかり、揺れ始めてしまう。
⭕️奥歯を失うことにより前歯に負担がかかってしまう
以下、それぞれの対処法についてお伝えいたします。
支えているブリッジの適合が緩く、重力に負けて取れてしまう。
ブリッジの適合が緩かったり、セメントの劣化などがあると重力で取れてしまうことがあります。
再度セメントでつけることができれば良いと思いますが、何度も外れてしまうようだったら、適合の良いブリッジに作り直す必要もあります。
ブリッジを支えている歯が虫歯になり、取れてしまう
ブリッジを支えている歯が虫歯になると、中が柔らかくなってしまうため取れてしまいます。
虫歯を治し、内側を補強することにより再度つけることもできますが、大きな虫歯の場合は、つけることができないため、作り直しが必要になります。
ロングブリッジにより、歯に負担がかかってしまったため
失った歯が2本以上になると、支えている歯に負担がかかります。
ロングスパンのブリッジにより、全ての歯を失う危険があるため、支えている歯の状況によってはインプラント、もしくは入れ歯を検討する必要があります。
奥歯を失うことにより前歯に負担がかかってしまう
奥歯を失うと、前歯だけが噛み合うようになり、次第に揺れ始めます。
前歯のブリッジが下の歯に突き上げられる事により、いわゆる出っ歯になってブリッジと繋がっている歯の根っこごと失ってしまう可能性があります。
前歯のブリッジが取れてしまった場合の治療方法を3つ
接着剤の劣化によりブリッジが外れてしまった場合は、補強して再度つけることができますが、ほとんどの場合は前歯に負担がかかることによりブリッジでは支えきれない状態になってしまいます。
保険治療の部分入れ歯
失った歯の両隣にクラスプという金具をかけて入れ歯を支えます。
入れ歯が動く事で、支えている歯も揺らしてしまう可能性があります。
インプラント
失った前歯にインプラントを入れる選択肢もあります。
上の前歯は骨が薄いため、経験と知識の豊富な歯科医師により治療が可能だと思います。
ドイツ式入れ歯
患者さまの失った歯の部位や本数はそれぞれ違うため、患者さまに合った方法を選択させていただいております。
ドイツ式入れ歯、リーゲルテレスコープ
失った前歯を両隣の歯だけに負担をかけるのではなく、全ての歯を利用して、取り外しができるブリッジタイプの入れ歯となります。
ドイツ式入れ歯レジリエンツテレスコープ
前歯を失い、奥歯がほとんどない方には、全て覆うタイプの入れ歯、レジリエンツテレスコープ をお勧めしております。
前歯のブリッジがグラグラ、奥歯も失ってしまっている場合には、総入れ歯によって口元の健康を取り戻す方法などがあります。
前歯を失うことの恐怖は大変大きく、不安なお気持ちになると思いますが、あなたに合った治療方法は必ずあると思いますので、諦めないでいただきたいと思います。
今回の治療方法を動画で確認する
YouTubeチャンネルでもお話をさせていただいております。
関連する記事
入れ歯カウンセリングの
流れ・ご案内
実際に先生と会って話を聞きたい。
自分にはどのような方法が合っているのか、治療方法や 期間、費用について具体的なお話を聞きたいという方には、入れ歯カウンセリングをお勧めしております。
入れ歯のお悩みを動画で解決
YouTubeチャンネル「入れ歯のお悩み解決!稲葉歯科医院」では、実際に入れ歯を使っていただいている患者さまの感想や、入れ歯の構造や仕組みについてもわかりやすく動画で解説しております。
こちらのページで動画をカテゴリ別に掲載しておりますので、お探しの内容をぜひご覧ください。