伊庭由夏先生の入れ歯治療の取り組み
私が開業当初から一緒にお仕事をさせていただいている、伊庭由夏先生。
伊庭先生のお父様は、表具師をされていらっしゃり、明治35年港区芝にて創業、長い歴史がある表装店です。
▼伊庭表装店について
表具師とは「絵」や「書」を掛け軸、屏風、額、衝立、襖などに仕立てたり、古くなった作品を仕立て直したり修理したりなど紙と糊で物を製作する職業です。
ホームページの中で、伊庭先生のお父様である、伊庭正行さんは、
「今、私が作る表具、掛け軸はすくなくとも100年はそのまま持つでしょう。大事に扱えば150~200年いくかもしれません。その時がきたら表具の仕立て直しをしてください。こんなことの繰り返しで1000年以上前の絵画や書が現存するのです。」
と書かれています。
伊庭由夏先生のお仕事は、そんなお父様の仕事のあり方をしっかりと引き継いでいます。
伊庭先生がお引き受けできる患者さまは、年間で数名。
何故ならば、お一人の患者さまに想いを込めて、いくつかのご提案をさせていただき、ゴールに向かってたくさんの手間暇と時間をかけて患者さまと共に作り上げていくからだと思います。
伊庭先生は、患者さまの将来を考え、できる限り長く、快適に使っていただける方法をご提案させていただいております。
今後起こりうるリスクもお伝えします。
治療の期間や、治療費についても患者さまに合わせてご相談をさせていただいております。
テレスコープ義歯の仕組みについても、お伝えし、患者さまのご質問にも丁寧にお答えしております。
現在、デジタルやバーチャルなどで、シミュレーションでき、簡単にプレゼンテーションができるツールもあるかもしれません。
しかし、伊庭先生は、手書きで一文字一文字描きながら、患者さまを大切に考え寄り添っています。
丁寧に作られた入れ歯だからこそ、患者さまには長く大切に使っていただきたいと思います。
伊庭先生へのご相談がご希望の方はお約束の際に、その旨をお伝えいただければと思います。
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