ブリッジで治療ができないと言われた方へ
「上の歯がほとんどなく、数本の歯で支えているブリッジをしており、神経が無い歯がぐらついてきて、ブリッジが落ちてきそうです。」
という状態で、ご相談にいらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
- 部分入れ歯には抵抗がある。
- インプラントの相談へ行ったけれども、骨が薄いためできないと言われた。
- 糖尿病や高血圧がある
- 負担がかかっているのはわかっており、いつ取れてしまうか不安。
「できる限り、入れ歯は避けたいため、無理をしてでもブリッジにしたい」しかし、もともと弱い歯にブリッジをかけるとどのような事になるか。初めは良くとも、しばらくすると揺れを感じるようになり、ブリッジが揺れ始めると、長く持って数年でしょう。
ブリッジで治療ができなくなってしまった方にはどのような方法があるのでしょうか?
当院ではテレスコープ義歯で対応しております。
テレスコープ義歯は、歯に直接被せる内冠と、取り外しができる入れ歯の外冠で構成されています。
① 弱い歯同士を繋げてあげる
繋げて一体化させる事で全体的に強くなります。(内冠)
② 歯だけに負担がかからないように、上あごに床をつけます
床により、かむ力を上あごにも分散させ、歯を守ります。
内冠の上に更に、外冠をかぶせる形です。
③ 歯に負担がかからないように、軽い金属を用います
強度を保ちながら軽くすることができる金属を使用します。
ブリッジで治療ができない場合、残っている歯の状態や本数によって、いくつかのテレスコープ義歯の中で患者さまに合った方法を選択します。
こちらの症例は現在、2年経過中です。
全ての歯において、神経の治療がされておりますが、本数はあるため、取り外しができるリーゲルテレスコープというブリッジタイプの入れ歯で治療をさせていただきました。
取り外しができることで、修理もできます。
患者さまには、将来歯を失う可能性があることもお伝えしてありますが、できる限り長く使っていただけるようにメンテナンスをさせていただき、経過を見ていきたいと思います。
また、ブリッジが使えなくなり、ほとんどの歯を失ってしまった方には、こちらの方法をおすすめしております。