50代男性、入れ歯の調子が悪い〜20年症例〜

治療前の情報
平成17年(2005年)今から20年前にいらしてくださった患者さまです。

同じ会社の方のご紹介で当院にお越しくださいました。
「入れ歯の調子が悪い」
という主訴で、当時のレントゲンは、今のようにCTやデジタルではなく、パノラマレントゲンを現像したものとなります。

少ない本数の前歯にクラスプ義歯が入っており、金属の金具が見えてしまうこと、食べかすが入りやすいことなどで悩んでいらっしゃいました。
治療方法
20年前は様々なツールがアナログで、当時は全て手書きで患者さまへご提案をさせていただいておりました。

上の歯は少ない本数を利用したレジリエンツテレスコープ で治療をさせていただくことになりました。

下の歯は、上の歯を治療した4年後の平成21年(2009年)に追加で治療をさせていただいた、ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープです。
入れ歯の中に鍵がかかる、ドイツ式入れ歯独特の方法で、取り外しができるブリッジのような感覚で使っていただくことができます。
治療後から現在のご様子
20年経過したレジリエンツテレスコープ

よく噛んでいただいていたので、人工歯はすり減っています。

4本残っていた歯は、残念ながら抜けてしまいましたが、修理をさせていただきお使いいただいております。

こちらは、16年経過したリーゲルテレスコープです。

こちらは、まだ歯を1本も失わずに使っていただいております。

お口の中のご様子です。
多少歯ぐきが下がっておりますが、グラつきもなく、健全です。

上下の歯を入れたところです。
現在も半年に1度、欠かさずにメンテナンスにいらしてくださっております。
20年お付き合いをさせていただいている、大切な患者さまをご紹介させていただきました。
治療内容
上あごレジリエンツテレスコープ 、下あごリーゲルテレスコープ(いずれもドイツ式入れ歯)
※抜歯、仮歯製作など含む
治療期間・回数
半年・15回
費用
上あご レジリエンツテレスコープ ¥1,323,000(税込)
下あご リーゲルテレスコープ ¥1,932,000(税込)
※治療をさせていただいた当時の費用となります。
リスク・副作用
年月の経過により骨が吸収する場合もあります。
定期的にメンテナンスをしないと、虫歯や歯周病になる可能性があります。
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流れ・ご案内
実際に先生と会って話を聞きたい。
自分にはどのような方法が合っているのか、治療方法や 期間、費用について具体的なお話を聞きたいという方には、入れ歯カウンセリングをお勧めしております。
入れ歯のお悩みを動画で解決
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