前歯が折れてしまった場合でも対応できる、目立たない部分入れ歯について
前歯を転んでぶつけてしまい、2本折れてしまった患者さま。2012年に治療をさせていただき現在7年が経過しました。
ブリッジをするには、神経がない歯が多いため難しいと言われ、当時スマイルデンチャーを勧められたそうです。
しかし、長く使える治療を希望され、当院に来院されました。
こうして見ていただくと、ブリッジのようにみえます。
しかし、内側はこのようになっていて、取り外しができる入れ歯なのです。
茶筒の蓋のような仕組みを利用して、取り外しをするコーヌスクローネというドイツで開発されたテレスコープ義歯です。
将来神経がない歯が割れてしまったり虫歯になってしまったとしても、取り外しができることで修理して再び使うことができます。
金具も見えずに目立たないため、入れ歯であることはわかりません。
患者さまから、感想をいただきました。
入れ歯の方も、具合も良く、何でも気にしないで噛める事の喜びを感じています。
この歳で、入れ歯なんて…と始めは、ずっと落ち込んでいました。
でも、先生が取り外せるブリッジだと思って下さいと言って下さり、本当にその通りだと思っています。
これからも、お世話になると思いますが、よろしくお願い致します。
当初、神経がないため、長くは持たないだろうと予想していた前歯2本は、7年経緯しても問題なく機能しています。
先日、前歯の1本に痛みがあり来院されましたが、抗生剤を飲んで治りました。
たとえ、その歯が抜歯となっても、修理ができるところが、テレスコープ義歯の利点だと改めて感じました。
今後、まずは10年。そして、それ以上保つことができるようにメンテナンスをしていきたいと思います。
今回の治療方法、コーヌスクローネ義歯について詳しくはこちらのページをご覧ください。
その他、入れ歯の治療例についてはこちらのページをご覧ください。
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