奥歯が3本ない場合の治療方法4つご紹介
奥歯を続けて3本失ってしまう原因
奥歯を3本続けて失ってしまう一つのパターンとして挙げられるのは、元々ブリッジが入っている場合です。
ブリッジを支えている歯が神経がない場合、歯周病によりグラつきがある場合などは、一気に3本失ってしまう可能性があります。
これまで、普通に使えてた歯が3本なくなってしまうと、片側で食事ができなくなり、発音にも関わります。
かみ合わせのバランスが崩れることから、頬が凹み、お顔の形にも左右差が現れる原因にもなり得るでしょう。
奥歯を3本失った場合の治療方法について
今回は、奥歯を3本失った場合の治療方法を4つお伝えさせていただきたいと思います。
保険治療が適応する部分入れ歯
クラスプとは、部分入れ歯を支えるために、歯に引っ掛けて固定する金具のことを言います。
保険治療が効くために、多くの方が使用されていると思います。
しかし残念ながら、通常保険治療が適応できる入れ歯は金属の金具が目立ち、見た目に問題があります。
また、入れ歯を支える歯は、作り直しをするごとに、歯は良くなっていくことはなく、クラスプで引っ掛けた歯は次第に緩んでしまい、抜けてしまう可能性があります。
ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーとは、保険治療で適応されるクラスプ義歯のように見た目に金属が見えるものではなく、ピンク色のバネを利用することで、見た目に入れ歯であることがわかりづらい部分入れ歯の総称を言います。
ノンクラスプデンチャーは金属のクラスプではなく、ピンク色の目立たないバネを、歯茎に近いところに置きますが、根元から歯を揺らしてしまうため、支えている歯を失うケースも少なくありません。
長期使用により入れ歯の沈み込みを防ぐレストがないため、奥歯の噛み合わせが低くなってしまい、前歯に負担がかかるなどのトラブルがあるため、使用するのであれば短期間、その後のリスクについてもお伝えする必要があります。
インプラント
骨の中に人工の歯根を埋め込む方法です。見た目に金具が見えず、周りの歯を削る必要がなく歯を入れることができます。
充分な骨量があり、残っている歯が健康で、かみ合わせも整っている場合にはインプラントをお勧めしております。
ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープ
ブリッジができない、インプラントを行うにも、骨の厚みがなくて悩んでいらっしゃる方にお勧めしたい治療方法が、ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープです。
入れ歯の中に鍵がかかることで、見た目に金具が見えることなく審美的にも問題ありません。 鍵の開閉によって外したり付けたりすることができる方法です。
通常、保険治療の部分入れ歯は反対側まで、支えを求めますが、こちらのドイツ式入れ歯は、片側だけのコンパクトな形で解決することができる方法となっております。
ドイツ式入れ歯が普及していない理由
140年以上歴史があるドイツ式入れ歯ですが、日本で広まっていない理由の一つとして、歯科技工士の人手不足が挙げられると思います。
特にリーゲルテレスコープの製作には多くの時間がかかり、大変精密な構造となっているため、その技術を持っている歯科技工士の存在が大変重要となっております。
当院ではWeber dental labor にて、ドイツ式入れ歯を必要とされている患者さまの歯科技工物を製作する環境があります。
また、上あご奥歯の骨が極端に薄い方、顎骨骨髄炎、口腔がん、などを患った患者さまにも対応できる治療方法のため、今後ドイツの入れ歯が広まることを期待したいと思います。
YouTubeでもお話をさせていただいておりますので、よろしければご視聴ください。
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流れ・ご案内
実際に先生と会って話を聞きたい。
自分にはどのような方法が合っているのか、治療方法や 期間、費用について具体的なお話を聞きたいという方には、入れ歯カウンセリングをお勧めしております。
入れ歯のお悩みを動画で解決
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