インプラント学会でインプラントと顎関節症の講演を聞きました
こんにちは。
稲葉歯科医院、院長稲葉由里子です♪
先日、ISOI DGZI インプラント学会に参加してきました。
ドイツのインプラント学会ということで、毎年ドイツ人の著名なドクターのお話を聞かせていただく事ができる素晴らしい機会なので、いつも楽しみにしています☆彡
今年は、メキシコのDr.Mario.
抜歯後の即時埋入インプラントのマネージメントについて、ところどころメキシコの美しい映像と共にお話いただきました。
最後に、こちらの写真が映し出されたのですが・・・
これは。どう意味なのか、翻訳ツールを使ったのかな。不思議でした^^;
先日、メキシコで地震があった時に、日本が助けてくれた感謝の気持ちだと思います!
座長は、先日ルーマニアのEPAでご一緒させていただいた林昌二先生でした。
ランチパーティー^ ^
可愛らしいピンチョスが沢山あり、真似したくなりました。
学会では、ドイツ流にお酒の試飲もあるんですよ!
午後の講演でとても興味を持ったのは、インプラントと顎関節症についてです。
最近、インプラントを入れている方の顎関節症の相談がいくつかありましたので、お聞きしたいと思いました。
講演されたお二人の先生は、口腔外科の専門医や指導医で、顎関節症を専門とされている方です。
稲葉先生が顎関節の動きをお伝えするためによく使う動画、LUND 大学のWestesson/Erikssonが1985年に発表したものを用いて説明もされていました。また、Terry Tanaka,DDSの Neck&TMJ の動画も見せていただき、側頭筋の動きや、咬筋の動き、内側、外側翼突筋の走行などもわかりやすく学ぶことができました。
なかなか普段私達が見ることがない、下顎頭の腫瘍、顎関節滑膜軟骨腫症、顎偏位ジストニア、顎前突ジストニアなどをご説明いただき、有意義な時間となりました。
咬合に関する診断が少しラフに感じました。
臼歯部のインプラントは、前歯部の残存歯との歯根膜の関係もあるので、難しいと思いますが、咬合器に付着し、フェイスボウトランスファーを行い、中心位と中心咬合位を記録、側方運動ををしてみる。
これを行わないために、診断できないケースが沢山あるのだということがよくわかりました。
顎関節症は、歯科治療の鬼門のように思われますが、稲葉先生が教える顎関節症治療はとてもシンプルですし、わかりやすいです。
今回は、その価値がよくわかったように感じました。
最近、毎日のように患者様からお問い合わせをいただきます。
その中には、補綴物や義歯をきちんとやり治したいという方もいらっしゃいます。
自信を持って、全顎治療を行うためにも、咬合の知識は非常に役にたつと思いました。
今回の講演を聞かせていただき、私達がIPSGで学んできた知識はとても重要なのだと改めて気づくことができました。
歯科技工のセッションもあったのですが、今回は残念ながら聞く事ができませんでした。
顎関節症への取り組みへの、新しいヒントをいただいたので、また明日からがんばりたいと思います!!(^-^)/
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