前歯のブリッジがグラグラして、いまにも外れてしまいそうです。(アメリカ在住40代男性)
奥歯を失い前歯のみ残っている場合、見た目にはわからないため、長い間そのままの状態で我慢してしまうケースを目にすることがあります。
一見、前歯が綺麗であっても、奥歯がなければ、口元の高さ(鼻の下から顎までの距離)を保つことができないため、年齢よりも老けて見られるようになります。
患者さまはアメリカ在住の40代男性。先日、無事に治療を終えることができ、キリッとした素敵な口元を取り戻すことができました。
▼これまでの経緯について
前歯のブリッジがグラグラして、いまにも外れてしまいそうです。と、メールでご相談をいただきました。
前歯のブリッジが外れては付け直すという状態を繰り返しましたが、さすがにもう無理があるようです。こちらでは、インプラントなど希望をしていない治療を勧められています。一時帰国のスケジュールを相談しながら、日本での治療をお願いしたいと思います。
メールにて何度かご相談をさせていただき、最初の帰国時に仮の歯を製作と同時に、最終的な入れ歯の型とりを始めさせていただきました。
その後、3回一時帰国をお願いし、いよいよ完成の時を迎えました。
今にも取れてしまいそうだった前歯のブリッジは残念ながら保存することができませんでしたが、2本の歯は保つことができたため、ドイツで開発されたレジリエンツテレスコープという入れ歯で治療をさせていただきました。
残っている歯をかぶせて、その上から入れ歯を入れる方法です。
少ない本数であっても、抜かずに利用できる部分入れ歯です。
万が一、抜けてしまったとしても、修理をすることにより再び同じ入れ歯を使うことができるため、何度も作り直しをする必要はありません。
今回、患者さまの歯を製作してくれたのは、Weber dental labor の丸山耕平さん。
ひとつ一つ、製作過程は丁寧で美しく、細やかな手作業にて、患者さまの表情を思い浮かべながら一生懸命作ってくれました。
患者さまにレジリエンツテレスコープを装着させていただいた第一声が、
「やられました。」
でした。反応に悩みましたが、どうやら、それは褒め言葉であったようです^_^
後日、患者さまより近況報告をいただきました。
本日無事にアメリカに戻ってまいりました。調整箇所も含め、全体的に痛みは出ておりません。発話も食事も楽になってきていています。
今回、稲葉歯科医院の皆様に診察治療していただいて、本当に良かったと実感しております。
丸山さん、および助手についていてくださった方々、そしてもちろん稲葉先生、皆さん本当に良くしていただき感謝しております。
自分より若い先生方に見ていただくのは生まれて初めてでしたが、いままでの歯科医院での経験をすべての面において上回るものでした。
ホームページを見て貴医院に治療を依頼すると決めた自分の選択が正しかったとが証明されてうれしいです。
将来妻とヨーロッパ旅行へ行くことを楽しみにしています。おいしいものを自由に食べられると思うと楽しみです。
それからもう一点付け加えさせていただければと思うことがあります。
それは、診療を担当してくださった方々のチームワークがとても良かったことです。
稲葉先生は、他のメンバーの意見を尊重されている様子が伺え、安心感が増しました。
次回、メンテナンスでお会いできるのを楽しみにしております。
このような、感想をいただけることは、歯科医師としてまた一緒に作り上げて来たスタッフにとって、何よりの喜び、またやりがいにつながります。
本当に、ありがとうございました。
奥様とヨーロッパ旅行へ行かれるなんて、本当に素敵だと思いました。
これからも、メンテナンスを通じて長くお付き合いをさせていただくことができればと思います。
今回の治療方法、レジリエンツテレスコープについて詳しくはこちらのページをご覧ください。
その他、入れ歯の治療例についてはこちらのページをご覧ください。
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