磁石に頼らない入れ歯について。(神奈川県 川崎市 59歳男性)
上の歯全体のかみ合わせが悪く、痛みもひどいので友人の歯医者さんに治療をお願いしたところ、ほとんど説明も無く磁石方式の入れ歯になってしまいました。
最初はショックでしたが、歯の悪い自分としては、いづれそうなるのかとあきらめましたが・・・。
とにかく、磁石のつきが悪く、ズレやすく、はずれやすく、また食べ物が入れ歯の中にはいり痛くてかめませんでした。
仕方なく、自宅近くの別の歯科医院にて修理・調整をお願いしましたが、1回の治療時間が数分と短く、1年近くかかってやっと磁石の取り替え、入れ歯の作り変えをしていただきましたが。
やはり数ヶ月たつと、ゆるんできて、不安定になり、また磁石はまったくといっていいほど効きませんでした。
私の場合骨隆起があるので、それを口腔外科で、削ってからでないと入れ歯は作れませんと言われました。
もう、通常の入れ歯ではダメなのかと半ばあきらめ、最後はインプラントしかないのかと調べましたが、事故、トラブルが多くNHKでも特集していましたが、国民生活センターにここ5年間で2000件の相談がよせられているとのことで、ただでさえ不安ですし、値段も不透明ですし、リスクが大きそうなのでなかなか踏み切れませんでした。
ネットで検索すると、必ず稲葉歯科医院のホームページがでてきていたので、気になり、今回相談をお願いさせて頂いた次第です。
おそらく私のように悩んでいる人たちは、ネットで同じように検索しているはずです。
客観的にアドバイスがいただけ相談できるところがありませんので、私含め困っている人たちは真剣になってネットサーフィンをしていると思います。
それだけに患者にとってはHPの情報は大事ですし重要です。隅々まで読んでいると思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
Aたくさんの情報が飛び交う中、良い入れ歯を探すことは難しいと思います。
一つの判断基準として、患者さまが長く使っていただいている実績があることが入れ歯治療を選ぶ際に大切なことだと思います。
磁石は横にずらすと簡単に外れてしまい、磁気も弱まってしまいます。歯ぎしりをする力は、思いのほか強いのです。
入れ歯先進国ドイツではテレスコープ義歯が広まっているために、一般的な入れ歯として磁石を用いることはありません。
テレスコープ義歯は、磁石に頼らなくともしっかりと支えることができ、外れることはありません。
ドイツで開発されたテレスコープ義歯は、当院顧問の稲葉繁先生が40年前に日本に紹介した技術ですが、当時治療をした患者さまが今尚使ってくださっている事例もあることから、その技術の確かさ、信頼性があるということをご理解いただけるものと思います。
また、昨今、MRIによる検査が一般的となっておりますが、磁石を使った入れ歯を入れたまま検査を行うと非常に危険なため、磁石を用いた入れ歯を使っている方は、検査の前によく相談をしてからMRIを行うことが大切だと思います。
ご相談いただいた患者様をテレスコープ義歯で治療させていただき、8年が経過しました。こちらの記事も合わせてご覧ください。
関連する記事
入れ歯のお悩みを動画で解決
YouTubeチャンネル「入れ歯のお悩み解決!稲葉歯科医院」では、実際に入れ歯を使っていただいている患者さまの感想や、入れ歯の構造や仕組みについてもわかりやすく動画で解説しております。
こちらのページで動画をカテゴリ別に掲載しておりますので、お探しの内容をぜひご覧ください。