インプラント後の入れ歯治療について
インプラント後の入れ歯治療について
A最近、インプラント後に入れ歯の治療を希望され、来院される患者様が増えてきました。
- インプラントは抜かずに、利用できるのかどうか。
- 土台を抜かずにそのままにしておいて良いのかどうか。
インプラントを抜かず、反対に利用することで、入れ歯にとって有利になることがあります。
これまで、インプラントと天然の歯を一緒に連結してはいけないと言われてきましたが、インプラントと天然歯の沈み込みの量を調整し、取り外しができる入れ歯で対応することにより、インプラントと入れ歯の融合が可能となりました。
入れ歯先進国と言われるドイツで開発された、テレスコープ義歯は、昨今インプラントを用いた入れ歯にて良い結果をえています。
インプラントがあるということは、入れ歯の土台が増えるということなので、沈み込みを防ぐ事ができ、理想的な設計を得る事ができます。
患者様のお話しを聞かせて頂くと、インプラントの手術が大変で、精神的に参ってしまった。
もう、これ以上インプラントはやりたくないので、入れ歯で治療をお願いしたいという内容が数多くあります。
インプラント学会においても、昨今の話題は、高齢者におけるインプラント治療です。私達、歯科医師は、患者さまの年齢、全身疾患の有無、骨の状態などをよく把握して、インプラント治療をお勧めする必要があります。
インプラント治療は、「歯科界における20世紀最大の発明」と言われているも関わらず、昨今インプラント関連の医療事故やマスメディアによるセンセーショナルな報道がされています。
すでに4人に1人が高齢者という超高齢社会の時代。
2040年には、2.8人に1人が、高齢者となります。
インプラント治療を行って、20年後どうなるのか。
ほとんどデータがありません。
インプラントを一旦行うと、再治療を伴う外科的な侵襲にずっと侵される事になるのです。
かなりリスクのある患者様に対しても、追加埋入をしないといけない状態にもなります。
高齢者は嚥下も困難になり、外傷も起こしやすくなり、全身疾患もあり、いわゆる多病となります。
私達、歯科医師の全身疾患に対するさらなる知識が求められるようになるでしょう。
全身疾患を理解し、臨床検査を読む事ができる歯科医師が、超高齢社会に求めらることになります。
稲葉歯科医院が専門としている、ドイツのテレスコープ義歯や総入れ歯の需要はこれから更に高まると感じています。
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実際に先生と会って話を聞きたい。
自分にはどのような方法が合っているのか、治療方法や 期間、費用について具体的なお話を聞きたいという方には、入れ歯カウンセリングをお勧めしております。
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