今回の地震で合わない入れ歯で過ごすことに不安があります
昨年、歯を抜いて保険治療で入れ歯を作りました。しばらくすれば慣れると思って使っていましたが、いまだに慣れません。食事もできないし、会話もできない状態です。
人に会うことも億劫になってしまいました。
今回の地震で今の合わない入れ歯で過ごすことに不安を感じています。
食事もできないとなると体力などの健康面も心配です。これを機にきちんと作り直したいと思います。歯が数本しかない場合どのような方法があるのでしょうか?
また、夜寝るときに入れ歯をはずしておくのが心配です。
A今回の地震と津波で入れ歯をなくしたまま避難生活されている方の健康面が心配されます。
阪神淡路大震災の時も入れ歯を外して就寝されていた方がたくさんいらっしゃり、入れ歯がなくて大変困ってしまった話を聞いています。
地震後、しっかりとした入れ歯を作りたいという方が何人か来院されました。これを機にしっかり作り直しをすることは大切なことだと思います。
歯が数本ということでしたら、レジリエンツテレスコープという入れ歯で対応させていただいております。レジリエンツテレスコープはご自分の歯を抜かずに守ることができるので、患者さまに非常に喜ばれています。
先日いらした患者さまは残っている歯を抜いてインプラントを埋め込み、その上に入れ歯を被せると言われ怖くなってしまったとご相談にみえました。
レジリエンツテレスコープは歯を抜かずに利用でき、審美的にも機能的にも優れた入れ歯です。
詳しくはこちらのページに書いてあります。
ご自分の歯には歯根膜というセンサーがあります。歯根膜は脳にも刺激を与えるといいます。多少動揺していたとしても、できる限り残しておいたほうがいいと思います。
そして、当院の入れ歯は夜もはめたままで就寝していただいております。
保険治療で作った入れ歯は樹脂がやわらかいため、樹脂内部が汚れやすく、臭いがしみこみやすと言われています。そのため、夜ははずして消毒をするようです。粘膜を休ませるためとも言われています。
テレスコープ義歯、上下顎同時印象法による総入れ歯に使う樹脂は汚れ臭いが染み込みにくい材料を使用しています。ドイツの歯科医師も、夜はめたまま就寝するように指導しております。
当院の入れ歯を使用している患者さまも「入れ歯が体の一部になっているから外すと不安です。」とおっしゃいます。
入れ歯を体の一部として使っていただき、できるだけはめていただければと思います。
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