正しく機能する歯科技工物は必ず、審美的に美しい
昨日は左下の奥歯3本のセラミックのブリッジをセットさせていただきました。
製作をお願いしたのは、デンタル・ラボア・グロースの歯科技工士、高瀬直さん。
高瀬さんの技術は素晴らしく、私は彼が患者さまと交わす会話が好きです。
デンタル・ラボア・グロースは、ドイツ「歯科技工士マイスター」資格を持つ大畠一成先生が代表を務めるラボとして、こちらの記事に紹介されています。
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デンタル・ラボア・グロース(技工士ドットコムより)
大畠先生は
“正しく機能する歯科技工物は必ず、審美的に美しくなる”、と思います。つまり、機能性も審美性も兼ね備えているから、格好いい技工物に見えるんです。私は、この機能することと、美しさが共存する技工物を作るのが、歯科技工士の仕事の本質だと思っています。
とインタビューに答えていらっしゃいます。
歯科技工士に必要なスキルは「観察力」
実際の歯型彫刻を見たときに、重要なポイントを見抜いて、把握する能力はとても重要であり、そのためには、土日もないくらい死に物狂いで5年くらい、臨床現場で技工物を作ってみないと、このレベルの「目の良さ」は身につかないそうです。
高瀬さんは、その基準をクリアし、技術の継承されている素晴らしい歯科技工士だと思います。
今回ブリッジをセットさせていただいた患者さまは、平成23年に上あごのリーゲルテレスコープを装着させていただいた方です。
患者さまは、ドイツのデュッセルドルフに10年ほど住まれたご経験がありました。
当院の入れ歯がドイツの技術であることに共感をいただき、選んでいただきました。
現在、8年が経過しましたが、何も問題なく使っていただいています。
この義歯を守るためにも、ブリッジを入れた下あごとの噛み合わせのバランスが大切です。
これからも長く使っていただくために、メンテナンスをさせていただきたいと思います。
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