下の歯の色と合った、自然な入れ歯を作って欲しい
保険のバネのついた入れ歯を使っていたのですが、どんどん歯が抜けてしまい、2本しか歯が残っていません。インプラントは、上顎の骨が薄いためできないと言われております。これ以上歯を抜きたくありません。
下の歯並びが不揃いで、色も着色があるのだけど、その歯と合った、入れ歯を作って頂きたいと思います。歯の色など、調整していただくことはできるのでしょうか。
A「入れ歯だと気付かれたくない。」という不安を持たれている方、沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
上顎が入れ歯、下顎はご自身の歯がある場合、白い歯をずらっと並べてしまうと、入れ歯であることを他人から気付かれてしまいます。
当院で、患者様の肌や歯の色に合わせて利用しているシェードガイド(歯のサンプル)はこちら。
IVOCLAR社 CHROMASCOP
このシェードガイド(歯のサンプル)は明度と彩度が選択しやすくなっています。
歯の形には 主に5種類のタイプがあります。
患者さまに選ばせていただいた歯はこちらです。
かなり、暗い色なので、普通はあまり選ばないと思います。
実際にお口の中で合わせてみると、下の歯の色と調和して、自然な感じがしました。
日本では取り扱っておらず、本国リヒテンシュタインから取り寄せたので、少し時間はかかりましたが、患者様は下の歯と調和した、人工の歯にとても満足してくださいました。
この人工の歯は、1953年、チュービンゲン大学歯学部にてDr.Strackがデザインしたオルソタイプを使用しています。
Dr.Strackは、長年に渡る研究によって、理想的な噛み合わせと、人口の歯の大きさを開発したと言います。
その咬合面は、4面のピラミッドで構成される幾何学的な形態になっています。
この幾何学的な形態の人工歯は、患者さまの条件に応じて歯を配置できるよう、理論的に設計されています。
また、素材は、最初は陶器で有名なフュッチェンロイター社製でしたが、30年前からは、リヒテンシュタインのIvoclar社により材質が変わり、より良いものに変わりました。
当院で使用させていただいている、人工の歯は、このように長い歴史を持っているので、患者様には安心してお使いいただけると思います。
患者様の歯の色彩に応じて、お似合いの人工の歯を選ばせていただいているため、入れ歯であることが気づかれません。
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